畳表のいろは

畳表の良し悪しは表を新しくしてから2~3年後にわかります。つやがあって、黒い草が少なく、あめ色に変色する表が理想です。

畳表の品質は ① いぐさの産地・品質(長さ、光沢、粘り) ② 縦糸の種類 (綿糸、麻、本数)③ 1枚に使用するいぐさの本数(本数が多いほど目が詰み、厚くなります。) などによってかわります。 現在は中国から輸入した表が流通していますが、いぐさに粘りがない為に皮のむけが早く、色変わりも早いため当店ではお勧めしていません。(当店では国産表使用時には生産者の証書をお渡ししています。)

  • いぐさの生産地


広島県 岡山県 熊本県 福岡県 高知県 石川県 沖縄県 中国(輸入品)

いぐさの田んぼ


広島県
       

広島産の表は昔から「地草」と呼ばれていて最高級品として扱われてきました。今では生産量も減り値段が高騰してしまいましたが、表に粘りがあるため耐久性があり、きれいなあめ色に変色します。

広島は高い製織技術でも知られていて、熊本産のいぐさを仕入れ、製織もしています

熊本県
熊本産は日本のいぐさの約80%を生産しています。近年、品種改良によって作り出された「ひのみどり」種のいぐさは極細で、高級品として扱われています。その中でも一番長い草だけで織った「ひのさらさ」は熊本を代表する表として有名です。

当店では「ひのさらさ」用のいぐさを広島で織った、いわば広島と熊本の良いところどりの畳表を主に使用しております。大量に仕入れているため、高品質のものを安値で販売しております。

価格に対する品質の高さには自信があります!

沖縄県

沖縄県産のいぐさは極太で、表面が滑るほどの強い油分も含んでいることからとても丈夫です。

通常の畳表より目幅が広く、

「びんご」が訛って「びーぐ」となり、【びーぐ表】と呼ばれています。

沖縄県内での需要で終わってしまう為、本土にはまず入ってこない表ですが、独自ルートを使って仕入れています。興味のある方はご相談ください。

  • 経糸の種類

縦糸は1枚あたりのい草の量に深く関係していて、基本的に綿糸と麻が使われています。
安い薄い表にはひと目の中に綿糸が2本なのに対し、良い表になるにつれ、ひと目の中に麻が2本→麻2本+綿糸2本→麻4本とグレードアップしていきます。
ご自宅の表がいかほどかチェックしてみて下さい。

経糸:上から1目に①麻4本 ②麻2本・綿糸2本 ③麻2本 ④綿糸2本



  

  • いぐさの長さ

田んぼで育てられるいぐさは長いものもあれば短いものもあります。
長いものほど草の真中のいい部分だけを使うことができ、短いものは畳表の中に先の赤くなった部分や根元の白い部分が出てきます。
田んぼでも最も長いものから刈り取り、最上級品として織られ、その次に長いものが上級品、以下中級品、下級品となります。
一般に135cm以上が最高級品、120cm以上が上級品、110cmが中級品となっています。


  いぐさの長さの違いに注目
  • 当店のおすすめ表 【優雅】

畳床のいろは

畳の基本は床にあります。

畳床の良し悪しは新しい床を入れてから5~10年経って分かるもので、その基準は材質、重さなどいろいろありますが、平らさが一番大事です。
特にワラ床では丁寧に平らに作られたものと、でこぼこに作られたものでは数年後に大きな差となってでてきます。でこぼこの高い部分の表は早くすり切れてしまいます。
畳の床は20~30年使えるものですので、新しい床を入れる時は床選びが重要です。

多少お金がかかっても品質の良いものをお使いになることをお勧めします。


・ワラ床  

昔から畳の床にはワラが使われてきましたが、ワラ不足、後継者不足によりワラ床は今では材料問屋も扱わないものとなってしまいました。あと10年もつかどうか??
ワラは和室の湿度を調節するのに最適な天然素材であります。
また、日本人の主食である米から取れるワラを利用して、畳床として使った後はまた土に返るという循環性は昔の人の素晴らしい英知でもあると思います。

3層または5層に積んだ40cmくらいのワラを約6cmまで圧縮して縫ったもので、5層作りの方が耐久性があり、硬さもあり高級品です。今では生産量が激減してしまいワラ床というだけで高級品として扱われていますが、本来丁寧に作られた平らなわら床が一番です。

当店では千葉県に唯一残る春日製畳のワラ床を独自に仕入れに行っております。


・建材床
現在、畳床の大半は木質繊維を固めたボードを使った建材床です。
ベニヤの板を重ねたような感じなので床にでこぼこがなく、床の厚みも簡単に変えられるので、バリアフリーに対応した家の薄い畳にも対応ができます。
「足触りが硬い」と言われるお客様の為に、当店ではクッション材を表面に入れたものも扱っております。